WORKPLACE
日本では、高齢化が進んだことから、介護を必要とする方が増加し、それに伴って介護福祉士の求人数も増えています。
介護福祉士の活躍の場は多岐にわたり、老人ホームや介護老人保健施設、グループホームなどの施設や、介護を必要とする方の自宅にホームヘルパーとして伺う仕事もあります。また、対象も高齢者だけでなく、障害児を相手にする場合もあります。ここでは、介護福祉士について詳しくご紹介します。
介護福祉士は、日常生活に介護を必要とする方に対して、ケアマネージャーがあらかじめ決めた計画書に沿って、以下のような援助を行います。
<一般的な仕事内容>
・身体介護(食事、移動、排泄、衣類の着脱、体の衛生管理など)
・生活援助(炊事、洗濯、掃除、買い物など)
・介護を必要とする方と家族を含めた、介護に関する相談とサポート
・社会的活動支援(要介護者、家族、近隣住民間の対人関係の構築)
介護福祉士は介護サービスを提供している者としての誇りを持ち、「介護を必要とする方、一人ひとりに合った介護をすること」や「業務を通じて知り得た介護を必要とする方、およびその家族の秘密を漏洩しないこと」が求められます。
介護福祉士の仕事について、1日のスケジュール例をご紹介します。以下は、ある老人ホームで働く日勤者のスケジュールです。
08:00
11:00
14:00
15:00
17:00
介護福祉士の資格は、介護職の中で唯一の国家資格であり、おもに高齢者介護の現場で上位職になる場合などには必要とされることが多いです。
資格を取得するためには、国家試験に合格するか養成施設を卒業しなければなりません。また、国家試験を受けられるのは、3年以上の実務経験を積んで実務者研修を修了した人か、福祉系高校を卒業した人になります。